悩み相談 数字が読めないと管理職にはなれない?

会社によっては販売実績などを評価されて管理職になっている方もいらっしゃいます。
できる管理者を考えてみれば、部下をきちんと管理できています。
管理者には最低限の数字の知識は求められます。
数字の知識がないと、根性論とかを語り、本来であれば商品を売らないといけないのに、
情熱・やる気・自分自身を売り込むのが本当の営業だとパワハラまがいに熱く語ります。
取引先にメリットになる(利益になる)ことを伝えないとビジネスは成立しません。
自分自身や自分の会社のことだけ考えていればよいので、売上ということだけでよいですね。
こんな管理者をイメージしているなら、数字などは確かに不要でしょう。
 ビジネスのつながりは基本的にお金であると考えています。数字を理解したうえで取引をしない限り、相手に信頼されることはない筈です。
相手が無知であれば別ですが、通常トップセールスと言われている人は特別の何かを持っています。
その特別の何かの一つに、数字があるのではないでしょうか。もし管理者としてトップセールスにアドバイスするとしたら、
数字の知識のないあなたにトップセールスは信頼をおくことは無いと思いますけどいかがでしょうか。
(結論)管理者になれないことはない。大事なのはどんな管理者になりたいのかを考えるのが大事ではないでしょうか。
    私は簿記の知識が管理職のひとつの要件に当てはまると考えているため、受講生に一生懸命に知識を伝えることを続けています。

仕事が忙しくて時間がとれない

残念ながら、今忙しいと感じている人は将来において暇になることはありません。
気づいた今時間をとるか、やらないかのどちらかです。
社会は使う側と使われる側に大別されています。
指示を出す立場にたって考えてみると、暇そうな人には何かしらの仕事を与えようとします。
つまり、あなたは常に管理者に支配されていて暇になることはありません。
仮に暇になることがあるとすれば、それは近いうちに職を失うことになるでしょう。
自分の時間を得ようとするならば、少なくとも指示を出す立場にならない限り難しいです。
このまま管理者の指示のもと、これが仕事と考えて、与えられた業務をきちんとこなすことも
大事なことです。しかしながら、自分のペースで仕事をしたいと考えているなら、
今まで簿記会計の知識を得てこなかったことを反省し、今この瞬間に無い時間を工夫したり、
睡眠時間を短縮するなりして早急に身につけたほうがよいですね。
会社を変えようが、部署を変えようが大なり小なり、組織の基本的な考え方は同じです。
(結論)時間が忙しいのは当たり前。ただ問題は時間が無い理由は、あなたの今までの生き方、成果が問題であり、
    残念ながらそのまま変わらないでしょう。変えたければ、あなたが時間を作るしかありません。
    変えるための材料はたくさんあると思いますが、簿記の知識はあなたを変えるチャンスのひとつであり、
    私はチャンスを得ようとしている人を精一杯応援しているに過ぎません。学ぶことは変化を得る為に行うものであり、
    本来は学生時代に終えておかないといけないものだと思っています。簿記の知識なんかは早く済ませましょう。
    恐らく、あなたには、他にやることがあるのでないでしょうか。

簿記の学習、途中でやめた

厳しい表現ですが、途中で止めたからこそ、今の人生やポジションだと思いますよ。
大変だとか、難しいと思うこともありますが、大きなチャンスを逃していることに気づいてますか。
簿記会計の必要の無い部署であれば、問題はありませんが、会社の目的は利益を得ることであり、
簿記会計の知識が無い人が会社の中枢にいることは普通に考えてまずありえません。
 簿記の学習を途中で止めたことで、他に頑張れるものがあるのであれば、それもひとつの選択肢ですが、
会社内で指示を出す際の判断基準のベースは簿記会計にあるので、少しでも良いポジションを求めることは
厳しいと思います。一定年齢を超えた時点で後輩に地位を追い越されることも普通にあるでしょう。
会社員である以上、指示を出す側と指示を受ける側の二通りしかありません。
指示を出す以上は、会社の利益になることを考えないといけないわけで、素直さや勤勉さだけでは管理職は務まりません。
(結論)努力は確かに大変です。しかしながら仕事をする上で、簡単にこなせる人は確かに少ないと思います。
    私の考えは仕事は楽しくやりがいのあるものと考えています。そうするために、仕事に入る前の準備こそ大事であると考えます。
    辞めたことを再開しましょうとは言いませんが、未来のことを考える機会にされてはいかがでしょう。

仕事で簿記を使ってません。必要ですか?

経理・財務・総務の部署のみが、簿記の知識が必要と考えている人が多いのは事実です。
ただし、簿記の知識は、どの部門でも必要でしょう、と考えるのが普通ではないですか。
でないと、会社の目的は利益を上げることなのに、必要が無いといわれた瞬間、
あなたは「言われたことだけやっておいてください」と言われているわけです。
今の時代、経理部が会社の予算を作り、その作られた数字に従い営業・業務が実績を作っていく、
そして給料も右肩上がりになっていく。大きな企業になればなるほど当たり前です。
 予算書に書かれている数字の背景がわからずに仕事ができないわけではありませんが、
数字が読める人との能力の差は歴然です。知らなくても良いと言われたならそう理解したほうがよいでしょう。
ちなみに、海外では社長(CEO)と財務責任者(CFO)は同格です。
そして、取引先に利益のことを考えて提案してくれる人と、利益のしくみなど知らない人では相手企業はどちらを選択するのでしょう。
(結論)普通に考えれば、株式会社に勤務する以上、株式会社の目的が利益をあげることであり、
    利益の仕組みの知識をしらないことはありえません。どのレベルまで求めるかは役職によって異なりますが、
    役員になるんであれば日商簿記1級の知識は最低限必要だと思いますよ。あなたは恋人に何を求めますか。
    結果的に他の方と差別化していませんか。会社も同様ですね。
    見積もりをとったりプレゼンをしてもらったりしているでしょう。会計の知識は最低限必要ですので、
    早めに済ませましょう。


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